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【今日は何の日?】7月27日=兼高かおるが世界一周早回り記録を樹立(1958年) / 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
64年前の1958(昭和33)年。ジャーナリストの兼高かおるさん(当時30歳)が、この日の午前11時22分、スカンジナビア航空機で東京・羽田空港に帰国。それまでの世界一周早回り記録を一気に16時間も縮める73時間9分35秒を記録しました。
スポンサーは週刊新潮。協力はスカンジナビア航空。7月24日に羽田空港を出発した兼高さんは。、東京から西回りのコースでバンコック(タイ=現在はバンコク表記)→ カラチ(パキスタン)→ ローマ(イタリア)を経て、コペンハーゲン(デンマーク)に到着。ここから北極回りでアンカレッジ(アラスカ)を経て東京へと帰ってきました。主に搭乗していたのは「最後のプロペラ旅客機」と謳われたダグラス社のDC-7C機だったそうです。
これまで世界一周早回り記録は、米クリーブランド(オハイオ州)在住の料理店主が樹立した89時間18分37秒でしたが、兼高さんはこれを大幅に更新しました。
兼高さんは翌59(昭和34)年より、KRテレビ(現TBS)にて『兼高かおる世界の旅(※当初の番組タイトルは『兼高かおる世界飛び歩き』)をスタート。番組では兼高さん自ら所在に訪れた国は150か国を越え、90(平成2)の放送終了までの31年間で、その移動距離は地球180周分にも該当したそうです。
まだ日本人の海外渡航が制限されていた時代、多くの日本人がこの番組で「外国」というものを知る貴重な映像記録となりました。この時代、スパイ映画などフィクション世界は別として、兼高さんと米国のヘンリー・キッシンジャー博士こそが世界中を飛び回る人の代表格としてイメージされていました。
兼高さんは2019年に90歳で亡くなりましたが、キッシンジャー博士は99歳で存命。若き頃から常に時差を気にしつつ、全世界をハードに行き来していた人たちが、ご長寿というのも意外かも知れませんね。
参照 : 昭和33年7月29日付の読売新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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