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【今日は何の日?】7月30日=脱走カンガルーが水道橋から神楽坂まで深夜のお散歩(1966年) / 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
56年前の1966(昭和41)年。東京・文京区の後楽園アイスパレス(71年に解体=現在の黄色いビル付近)で開催中だった『木下大サーカス』に出演中のカンガルー・フジ号(オス・3歳)が深夜0時すぎ、調教師からボクシングを教わっている最中、突然飛び上がってオリを乗り越え脱走する事件が起きました。
慌てて調教師が追いかけましたが、フジ号は無人の観覧席を一巡りした後、裏口から外へと逃げ出してしまいます。
連絡を受けた警視庁富坂署でも3台のパトカーを出動。しかし深夜の路上に飛び出したフジ号は都電通りを突っ切り、国電の水道橋駅から文京公会堂(現・文京シビックセンター)方面へとピョンピョン。あちこちと目的も脈略もなく30分にわたって深夜の散歩を楽しんだフジ号は、さすがにお疲れの様子。最後は新宿区の神楽坂の都電通りで、通りがかりの会社員風の男性に捕獲されてしまいました。
フジ号はもちろん、ケガ人が出なかったのは何より。フジ号にとっては、まるで『ローマの休日』のような一夜だったことでしょう。
参照 : 昭和41年7月30日付の朝日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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