【今日は何の日?】8月1日=東京で23番目の区「練馬区」が誕生!(1947年) / 雑学ネタ帳
現在の練馬区役所
75年前の1947(昭和22)年。それまで22区だった東京都の特別区で、板橋区から分離する形で、新たに「練馬区」が誕生しました。以降、現在へと至る「東京23区」という呼び名が定着することになります。
この年4月に施行された地方自治法に基づいて東京22区が行政区から特別区へと移行。それまで板橋区の一部だった旧北豊島郡の練馬町、上練馬村、中新井村、石神井村、大泉村などの区域が分離して練馬区が誕生。現在でこそ住宅化が進む練馬区内ですが、農地を中心としたその広大な土地面積から、戦前などは「東京の満州」などと呼ばれていました。
現在の光が丘公園周辺は、戦時中など数々の特攻機が飛び立っていった陸軍成増飛行場があり、終戦後はまるごと米軍に接収され、米軍関係者の住居「グランドハイツ」して利用されてきた歴史があります。73年に米軍から返還され、81年に光が丘公園が完成。現在の光が丘ニュータウンが徐々に完成していきます。戦後、東映動画(大泉)や虫プロ(富士見台)が区内に建てられたことから、練馬区はアニメ作品の聖地とも呼ばれ、現在では町おこしに利用されたりしています。
練馬区誕生から4年後、東大泉に東映の東京撮影所が完成したことから、数々の映画やドラマ作品のロケで練馬区内が使用されています。まだ未舗装の道路が多かった昭和30年代の牧歌的な風景や、環状8号線が未開通だった昭和40~50年代の町風景、西武池袋線が未高架だった時代の沿線の駅前風景などが、数々の東映作品で散見され、他の地域と比べて、戦後のタイムスリップ映像が豊富であることも練馬区の特徴ですね。
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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