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【今日は何の日?】8月3日=集英社の少女向け漫画雑誌『りぼん』が創刊(1955年) / 雑学ネタ帳
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67年前の1955(昭和30)年。現在も大人気の集英社の月刊少女向け漫画誌『りぼん』が創刊されました。終戦(45年)からちょうど10年。前年末に創刊された講談社の『なかよし』に続いての少女向け漫画誌の創刊となりました。創刊時の定価は100円でした。
初代編集長は、のちに週刊少年ジャンプの初代編集長となる長野規さん。同社の『少女ブック』の妹分的に位置づけで、幼女向け総合月刊誌として創刊され、当初は必ずしも漫画雑誌ではなく、グラビアや読み物、付録が充実した「総合誌」でした。
この時代はまだ漫画の描き手側にも「少年向け」「少女向け」という区分けはなく、創刊初期の昭和30年代は、のちに大御所漫画家となる、つのだじろうさん(ルミちゃん教室)、横山光輝さん(おてんば天使)、赤塚不二夫さん(まりっぺ先生=原作は舟橋和郎)らが連載していました。
テレビの時代に入ると、『やりくりアパート』や『てなもんや三度笠』など、人気の上方コメディ番組のコミカライズ作品を掲載するなど、時代の空気を柔軟に取り入れています。昭和40年代には、のちにテレビアニメ化されて人気となる『ドンキッコ』(石森章太郎作)、『魔法使いサリー』(横山光輝作)、『ひみつのアッコちゃん』(赤塚不二夫作)ら数々の作品も、りぼんの連載作品でした。
少女漫画にあまり詳しくはない男性陣にとっては、圧倒的に『ちびまる子ちゃん』(さくらももこ作)のイメージが強い『りぼん』ですが、創刊以来、実に多様な作品を世に送り出してきたことが分かりますね。
文 / 高木圭介
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