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ニュース 今日は何の日?雑学 2022/08/09

#フジヤマのトビウオ#今日は何の日?#国体#国民体育大会#宝塚大プール#昭和21年

【今日は何の日?】8月9日=第1回国民体育大会が開幕(1946年) / 雑学ネタ帳

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 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

76年前の1946(昭和21)年。長崎への原爆投下から、ちょうど1年後となる混乱期。国民に勇気と希望を与えることを目的とし、第1回の国民体育大会(国体)が開催。近畿2府3県で開催の秋季大会、青森県八戸市で開催の冬季大会に先がけ、水泳競技のみの実施となった夏季大会が兵庫・宝塚市の「宝塚大プール」にて行われました。

のちに世界記録を塗り替える「フジヤマのトビウオ」こと古橋廣之進さん(当時、日大の学生)も、この第1回国体に参加。しかし、宝塚まで行く汽車賃がなかったため、無賃乗車を繰り返した末に、やっとこさ宝塚へとたどり着き、400m自由形で優勝したそうです。

会場となった宝塚大プールは32(昭和7年)に宝塚新温泉内の外園プールとして創設。長さ50m、幅20mの8コースが設置され、東洋初と謳われた照明設備も完備されており夜間競技も可能。240人収容のクラブハウスに5,000人収容の観客スタンドがある立派なものでした。

戦時中は海軍航空隊に接収され、水泳訓練用に使用されていましたが、戦後にスタートした国体の記念すべき始まりの地となりました。58(昭和33)年に解体され、跡地は宝塚ファミリーランド(2003年に閉園)の一角となり、現在は阪急今津線の線路沿いにある「ベビーザらス阪急宝塚店」となっています。

昭和ラストとなった88(昭和63)年開催の京都大会より、国体は二巡目に入りましたが、2024年の佐賀大会より「国民スポーツ大会(国スポ)」と改称されることが決定しています。10年後には「国体」という言葉の響きすらが懐かしくなっているかも知れませんね。

  文 / 高木圭介

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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