Produce by マイナビ介護職 マイナビ介護職

介護の未来ラボ -根を張って未来へ伸びる-

ニュース 今日は何の日?雑学 2022/08/18

#京都#京都大学#今日は何の日?#広隆寺#弥勒菩薩#昭和35年(1960年)の出来事

【今日は何の日?】8月18日=国宝・弥勒菩薩の右手くすり指が折られる(1960年) / 雑学ネタ帳

弥勒菩薩像(イラスト).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

62年前の1960(昭和35)年。京都の広隆寺霊宝殿にある国宝・木造弥勒菩薩像の右手くすり指が第一関節あたりからポキリと折られ、台座の前に3つの破片が落ちているのが発見されました。

弥勒菩薩像は推古天皇の時代に新羅(現在の朝鮮半島南東部)から伝来したもの。これまでも何度となく切手の意匠に採用されたりしており、おなじみの仏像ですが、実物本体の高さは85cmと、案外と小柄だったりします。

この日の午後1時過ぎ、案内人が落ちている指を発見。ただちに警察にも届けられ、専門家が調査した結果、ほぼ元通りに修復できることが判明し一安心です。

夕方になっては犯人が自首してきました。指を折ってしまったのは地元・京都大学の法学部学生(20歳)。学生は同日午後1時頃に友人と2人で弥勒菩薩を見に来て、その時にちょうど監視人がいなかったことからイタズラ心を起こし、台座に登って弥勒菩薩に頬ずりしようとしたところ、頬が指に当たってポキリと折れてしまったのだとか...。

いったんは折れた指を像の前に置いて、下宿へと逃げ帰った学生でしたが、思い直して自首。「有名な弥勒さんに頬ずりしたことを、友だちに自慢するつもりだった」と動機を語っていたそうです。

 参照 : 昭和35年8月20日付の朝日新聞朝刊

 文 / 高木圭介

 

【日本全国電話・メール・WEB相談OK】介護職の無料転職サポートに申し込む

最新コラムなどをいち早くお届け!
公式LINEを友だちに追加する

お役立ち情報を配信中!
X(旧Twitter)公式アカウントをフォローする

介護職向けニュースを日々配信中!
公式Facebookをチェックする

SNSシェア

高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

高木圭介の執筆・監修記事