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【今日は何の日?】8月18日=国宝・弥勒菩薩の右手くすり指が折られる(1960年) / 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
62年前の1960(昭和35)年。京都の広隆寺霊宝殿にある国宝・木造弥勒菩薩像の右手くすり指が第一関節あたりからポキリと折られ、台座の前に3つの破片が落ちているのが発見されました。
弥勒菩薩像は推古天皇の時代に新羅(現在の朝鮮半島南東部)から伝来したもの。これまでも何度となく切手の意匠に採用されたりしており、おなじみの仏像ですが、実物本体の高さは85cmと、案外と小柄だったりします。
この日の午後1時過ぎ、案内人が落ちている指を発見。ただちに警察にも届けられ、専門家が調査した結果、ほぼ元通りに修復できることが判明し一安心です。
夕方になっては犯人が自首してきました。指を折ってしまったのは地元・京都大学の法学部学生(20歳)。学生は同日午後1時頃に友人と2人で弥勒菩薩を見に来て、その時にちょうど監視人がいなかったことからイタズラ心を起こし、台座に登って弥勒菩薩に頬ずりしようとしたところ、頬が指に当たってポキリと折れてしまったのだとか...。
いったんは折れた指を像の前に置いて、下宿へと逃げ帰った学生でしたが、思い直して自首。「有名な弥勒さんに頬ずりしたことを、友だちに自慢するつもりだった」と動機を語っていたそうです。
参照 : 昭和35年8月20日付の朝日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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