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【今日は何の日?】8月22日=天気予報が3年8か月ぶりに復活(1945年) / 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
77年前の1945(昭和20)年。太平洋戦争の開戦以来、軍事機密の1つとして報道統制下に置かれていた天気予報が、終戦(8月15日)から1週間が過ぎたこの日に復活しました。
ラジオ放送ではこの日の正午のニュースに続いて天気予報が読み上げられ、新聞では翌8月23日からの復活となりました。
復活に至る経緯は結構ドタバタしており、前日(8月21日)の昼過ぎに、陸海軍大臣並びに運輸大臣から中央気象台(現・気象庁)に気象報道管制解除の文書が届き、中央気象台から日本放送協会(NHK)に、明日からの番組編成を変更して天気予報を放送するように要請。
天気予報復活に向けて特に準備をしていなかったNHK側は、かなりの突貫工事で3年8か月ぶりとなる天気予報を復活させました。戦後第1号となった天気予報は朝6時の天気図をもとに「小笠原島北西海上に台風らしい低気圧があり、ゆっくりと北上に進んでいる模様」という、かなりざっくりとした内容だったそうです。
当時の天気予報はまだ、現在のように時間帯や地域ごとの天気を詳細に予報するものではありませんでした。それでも戦時下では軍事機密だったのです。当時の人々にとっては、空襲警報に代わりラジオから聴こえてくる天気予報は「平和の象徴」のように感じられたかも知れませんね。
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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