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【今日は何の日?】8月27日=映画『男はつらいよ』が公開(1969年) / 雑学ネタ帳

東京・柴又駅前の寅さん像
53年前の1969(昭和44)年。のちに松竹のドル箱シリーズとなる映画『男はつらいよ』(山田洋次監督)が公開されました。
内容はもはや説明不要でしょうが、テキ屋稼業を生業とする「フーテンの寅」こと車寅次郎(渥美清さん)を中心とした人情喜劇です。毎度旅先から生まれ故郷の東京・柴又へと帰ってくる寅さんがマドンナに惚れたり振られたり、タコ社長(太宰久雄さん)と喧嘩したりとと騒動を巻き起こします。
記念すべき第1作では、そんな寅さんが14歳の時に父親と大喧嘩して家出して以来、14年ぶりに柴又に帰還し、おいちゃん(森川信さん)やおばちゃん(三崎千恵子さん)、腹違いの妹であるさくら(倍賞千恵子さん)らと再会するシーンから始まります。最終的にはさくらと裏の印刷工場の工員・諏訪博(前田吟さん)と結婚する場面までが描かれています。
もともとは前年(68)年10月から半年間、フジテレビにて放送されていたTVドラマ版がオリジナル。こちらの最終回でハブ酒で一発当てようとハブを捕獲しに沖縄・奄美大島に渡った寅さんは、現地でハブに噛まれて死んでしまうというショッキングな内容でした。これに対して、テレビ局には苦情の電話が殺到し、これが松竹で映画化される原動力となったそうです。
渥美清さんが亡くなる前年の95年まで、全48作が作られ、世界最長の映画シリーズとしてギネス認定もされています。
全作品の原作と脚本は山田洋次監督が手掛けていますが、意外や監督は全作が山田監督というわけではなく、第3作を森崎東監督、第4作を小林俊一監督が手がけています。
文 / 高木圭介
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