【今日は何の日?】9月2日=深夜の荻窪駅南口でガス漏れ~2,500人が避難(1961年) / 雑学ネタ帳
現在のJR荻窪駅南口
61年前の1961(昭和36)年。深夜2時30分頃、国電荻窪駅(東京都杉並区)南口の地下鉄工事現場にて、ガス漏れ騒ぎがあり、ただちに風下にあたる付近670世帯、2,500人が緊急避難するという騒ぎが起こりました。
ガス漏れが発生したのは翌年(62)1月に開業を控えた営団地下鉄(現・東京メトロ)荻窪駅の建設工事現場でした。地下4m付近にあった東京から保谷市へと送るガス導管(直径750mm)がつなぎ目からすっぽりと抜けてしまったのです。ただちに東京ガスや警視庁荻窪署へと急報され、警視庁機動隊一個中隊や消防署員が非常招集され、付近住民の避難が行われました。
深夜の出来事とあり、荻窪駅南口には寝間着姿で毛布を手にした付近住民たちが右往左往。ガス漏れは1時間以上にわたって続き、風下の約1km地点までガスの匂いが充満してしまったそうです。避難誘導が早かったこともあり、幸いなことに中毒者やケガ人は出ませんでした。
参照 : 昭和36年9月2日付の朝日新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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