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【今日は何の日?】9月3日=テレビアニメで初のステレオ放送が実施(1979年) / 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
43年前の1979(昭和54)年。この日の午後7時から日本テレビで放送されたテレビアニメ『ルパン三世』で、国産TVアニメで初となる音声多重放送(ステレオ放送)が実施されました。
今ではTVアニメがステレオ放送されることも普通ですが、音声多重テレビが普及していなかったこの時代には大変珍しいことでした。前年9月に他局に先がけてプロ野球中継などで実験的にステレオ放送をスタートしていた日本テレビでは、人気のルパン三世でアニメ番組でのステレオ版を制作することにしたのです。
この日に放送された第99話『荒野に散ったコンバット・マグナム』では、次元大介と殺し屋ストーンマンによる荒野の決闘で銃音が鳴り響くシーンや、ルパンらが地下水路を歩くシーンで上からポタポタと落ちてくる水滴の音や、空港でのジェット機の音などが効果的なステレオ音声で収録されました。
ルパン~では以降、103話から最終話までがステレオ音声にて制作。しかしTVアニメ業界全体に、この流れが普及することなく、しばらくはまたモノラル音声がスタンダードの時代が続きます。全話がステレオ音声で制作された作品は翌80年10月に放送がスタートした『あしたのジョー2』(全47話=日本テレビ)が初となっています。
参照 : 昭和54年9月3日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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