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ニュース 今日は何の日?雑学 2022/09/11

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【今日は何の日?】9月11日=「トリスを飲んでHawaiiに行こう」キャンペーンがスタート(1961年) / 雑学ネタ帳

ハワイ(サンセット).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

61年前の1961(昭和36)年。寿屋(現・サントリーHD)の人気ウイスキー・トリスを宣伝する『トリスを飲んでHawaiiに行こう』のキャンペーンがスタート。アロハシャツにレイをかけたアンクルトリス(トリスの人気キャラクター)が描かれた広告が大々的に展開されました。

キャンペーン期間は9月11日から12月10日まで。トリスウイスキーの大瓶には2枚ポケット瓶には1枚の応募券が同封され、販売促進に大いに貢献しました。

当選すると、ハワイ旅行が当たることは当たるのですが、当時はまだ海外旅行が自由化されていない時代。そのため1等商品は「ハワイ旅行積立預金証書」(100名)となっており、当選者には毎月、一定金額が旅行資金として積み立てられるというシステムでした。ちなみに2等賞品はトリスウイスタン(150万名)、残念賞は現金1万5000円(400名)でした。

3年後の64(昭和39)年4月にようやく海外旅行が自由化。1等当選者はようやくハワイへと旅立てることとなりましたが、当選者100名のうち実際にハワイに行ったのは、わずかに4名だったとか。大半の当選者は賞品(約40万円)を現金化することを選択したんだそうです。

当時の寿屋宣伝部には、のちに作家として活躍する山口瞳さん開高健さん、そしてイラストレーターとして有名な柳原良平さんという錚々たる面々が在籍。『トリスを飲んで~』のキャッチコピーは山口さんの作で、アンクルトリスのイラストは柳原さんの手によるものです。

とかく「Hawai」と間違えられがちなハワイのスペル「Hawaii」が日本国内で案外と正しく浸透しているのは、ハワイの部分をあえて英語表記にしたこのキャンペーンの効果が大きいとの説もあります。

 文 / 高木圭介

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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