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【今日は何の日?】9月15日=多摩川の砂利採掘が禁止される(1964年) / 雑学ネタ帳
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58年前の1964(昭和39)年。東京都建設局がこの日をもって多摩川の砂利採掘許可を打ち切ることになりました。
多摩川の砂利は1872(明治5)年、新橋~横浜間に鉄道が敷かれた際に、軌道の道床用に採掘されたことが始まりです。以降も関東大震災の復興事業で道路の建設やビルの建築に大量消費され続けてきました。東急の東横線、玉川線、小田急線、京王線、現在のJR南武線(当時は南武鉄道)といった多摩川に接した鉄道路線は当初、乗客用というよりは、多摩川で採掘された砂利を運搬するために線路が敷かれたことが開通のきっかけとなっていたほどです。
砂利の採掘は以降も続き、さすがに1935(昭和10)年になって、当時の内務省が規制をかけました。しかし戦後になっても駐留軍の飛行場建設のため、大量の砂利が必要となり、さらに採掘量が増加してしまったのです。
前年(1963年)5月から7月にかけて、東京都建設局が、あとどれぐらい採掘できるのか?を調査したところ、残った砂利はわずか1年分の許可量(約50万平方メートル)であることが判明。ついに打ち切りが命じられることになりました。
行政による砂利採掘禁止は、同年3月31日に禁止された神奈川県の相模川に続き、全国で2例目となりました。
参照 : 昭和39年5月16日付の毎日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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