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【今日は何の日?】9月27日=東京・荒川放水路の堀切橋が流される(1958年) / 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
64年前の1958(昭和33)年。狩野川台風の上陸で首都圏全体が大きな被害を被る中、東京・荒川放水路にかかる堀切橋の中央部約20mが、午前9時5分頃に大音響とともに壊れ、流失してしまいました。
足立区と葛飾区を結ぶ堀切橋(2代目)は、戦時下の1942(昭和17)年に架橋。しかし木橋だったため翌43年に焼失してしまい、工兵隊により簡易的に架け替えられつつ使用。戦後の50(昭和25)年に、幅もそれまで5.4mから7.6mに拡幅工事したうえで使用され続けていました。
ところが、今回の台風で流されてしまい、午前10時50分頃にはさらに中央部の40mが流失してしまいました。警視庁本田署(ほんでんしょ=現・葛飾署)では、あらかじめ直前に交通止めしていたため、死傷者は出ませんでした。また橋の下を通るガス管(直径20cm)も折れてしまいましたが、東京ガスでは「他の管を使うから供給に影響はない」とコメントしています。
流失した堀切橋は年内には復旧作業が完了。2年後には約200m上流に新堀切橋(現・堀切橋)が完成し、撤去された旧堀切橋の跡地には現在、首都高6号向島線の新荒川橋がかけられています。人気ドラマ『3年B組金八先生』でおなじみの場所だけに、その風景をテレビで見たことがある人も多いことでしょう。
参照 : 昭和33年9月27日付の朝日新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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