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ニュース 今日は何の日?雑学 2022/10/03

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【今日は何の日?】10月3日=人気劇作家・花登筺が55歳で死去(1983年) / 雑学ネタ帳

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 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

39年前の1983(昭和58)年。テレビ、舞台、新聞や雑誌などで「関西もの」と呼ばれる根性喜劇を多数量産した人気劇作家・花登筺(はなと・こばこ)さんが、この日の未明、肺がんのため東京都品川区の昭和大学病院で死去しました。享年55。最期は夫人である女優の星由里子さんが看取りました。

1928(昭和3)年、滋賀県大津市に生まれた花登さんはテレビ時代の到来とともに頭角を現し、テレビ黎明期の人気喜劇『やりくりアパート』(58年)や『番頭はんと丁稚どん』(59年)で人気作家に。その後も『細うで繁盛記』(70年)、『どてらい男(やつ)』(73年)、『あかんたれ』(76年)、NHK朝の連続テレビ小説『鮎のうた』などヒット作を連発。子どもたちに大人気だった異色のスポ根アニメ『アパッチ野球軍』(71年)も花登さんの作品です。

一連の花登作品の舞台やドラマ出演を経て、大村崑さん芦屋雁之助さん芦屋小雁さん佐々十郎さん茶川一郎さんら数々の上方喜劇役者が全国区のスターとなりました。また大和田獏さんは『こんまい女』(73年)に出演した縁で、花登さんから芸名を命名されています。

最高時でレギュラー番組13本を掛け持ちし、月産の原稿用紙量は3,000枚という驚異の仕事量。1日の睡眠時間は3時間。1日に吸うタバコ(マイルドセブン)の量は3箱というヘビースモーカーぶりでも知られ、その多忙すぎる生活が花登さんの肉体を蝕んでしまったようです。

55年の生涯を閉じた花登さんでしたが、残された作品はテレビドラマが6,000本舞台の脚本が500本小説が700本と驚異的な数字です。

 参照 : 昭和58年10月3日付の読売新聞夕刊

 文 / 高木圭介

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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