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【今日は何の日?】10月5日=「舞台入場税」の撤廃求め、タレントや映画人が街頭キャンペーン(1984年) / 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
38年前の1984(昭和59)年。映画や演劇などの「舞台入場税」の撤廃を求めて、タレントや映画人らが数寄屋橋公園(東京都中央区)にて街頭キャンペーンを実施しました。
この入場税が作られたのは戦前の1938(昭和13)年のこと。その目的は戦費調達であり、映画、演劇ともに入場料金の5~10%が税収として徴収。その税収入は75(昭和50)年が34億円、この年には90億円にも達すると見込まれていました。
キャンペーンには俳優の岡田英次さん、歌手のディック・ミネさん、淡谷のり子さんら大御所をはじめ、芸能関係者約1,100人が参加。道行く人々に「戦前の遺物の入場税が、芸術愛好家の負担を増やし、芸能人の活動も脅かしている」と訴え、署名を集めました。正午からは厳しい表情で大蔵省までデモ行進を行ったそうです。
訴えが通じたのか? 翌85(昭和60)年4月には入場料金2,000円までが無税に。舞台税に限らず、入場税そのものが89(平成元)年4月の消費税導入とともに廃止となっています。
参照 : 昭和59年10月5日付の読売新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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