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【今日は何の日?】10月6日=TBSラジオ『毒蝮三太夫のミュージックプレゼント』が放送スタート(1969年) / 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
53年前の1969(昭和44)年。現在も放送中、TBSラジオを代表する長寿名物番組『毒蝮三太夫のミュージックプレゼント』が放送スタートしました。
ウルトラマンのアラシ隊員、ウルトラセブンのフルハシ隊員や、笑点の2代目座布団運びとしておなじみの存在だった毒蝮さんがリポーターとして首都圏各地のお店、工場、会社などに出没し、ご近所から集まったギャラリー(主にお年寄り)を生放送でいじりまくるというのが番組コンセプトです。
本来は音楽リクエスト番組としてスタートしたはずですが、毒蝮さんの強烈なトークが止まらず、番組タイトルとは裏腹にリクエスト曲が無視されてしまうことも多々あります。
90歳を超えた高齢者に向かって「このババア、死ぬの忘れてんじゃねえのか?」、「冥途の土産にオレに会えて良かったな」、若きころから田んぼや畑で泥にまみれて生きてきたと語るお年寄りに対して「タニシみたいなバハアだな」と言い放ったりと、字面だけ目にすると、とてもとても酷いことを言っているように感じてしまいますが、これらを言われたお年寄りたちはキャッキャと大笑い。これぞ毒蝮さんが長年培ってきた人徳でしょう。
また訪れた妊婦さんに安産祈願をお願いされると、なにやら怪しいおまじないを唱えると同時に、妊婦さんのおっぱいにタッチするという名物行為も、他の誰が同じことをやっても大問題となることでしょう。毒蝮さんの怪しい安産祈願によって誕生した子どもが成長し、妊婦さんとなって収録場所を訪れ、母娘2代で安全祈願をお願いするなんてことがあるのも長寿番組ならではです。毒蝮さんはコンプライアンス社会の治外法権といえるでしょう。
この番組で、とかく「クソババア」「クソジジイ」と言い放っていると思われがちな毒蝮さんですが、実は「クソ~」とは言わず、単に「ババア」「ジジイ」と呼ぶのもこだわりなんだとか。根っこに深い愛情を感じる毒舌というのも唯一無二の芸なのかもしれませんね。
当初は月~土曜の単独番組として始まりましたが、2年後からは『こんちワ 近石真介です』の中の1コーナーに内包され、以降は数々のワイド番組の1コーナーとして継続してきました。現在は毒蝮さん本人の高齢化(86歳)もあり、毎月最終土曜日の『ナイツのちゃきちゃき大放送』の中で、午前10時頃からの月1放送となっています。
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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