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ニュース 今日は何の日?雑学 2022/10/07

#フジテレビ#今日は何の日?#城達也#妖怪人間ベム#小林清志#昭和43年(1968年)の出来事#森ひろ子#清水マリ

【今日は何の日?】10月7日=アニメ『妖怪人間ベム』が放送スタート(1968年) / 雑学ネタ帳

古い洋館(イメージ).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

54年前の1968(昭和43)年。21世紀に入っても再放送が繰り返され、新作のアニメ、実写ドラマや映画が作られるなど、高い知名度を誇る人気アニメ『妖怪人間ベム』(フジテレビ)の放送がスタートしました。

この時期の子ども番組は、ウルトラマンなどの怪獣ブームが一段落し、ゲゲゲの鬼太郎河童の三平 妖怪大作戦怪物くん怪奇大作戦バンパイヤなど、アニメ、実写、ギャグ作品にまで怪奇&妖怪モノがブームとなっていました。

そんな中でスタートした~ベムは、妖怪なのかお化けなのか?などという、その存在について具体的な説明はないまま番組が始まり、そして終わった異色の作品です。制作は第一動画で、その日本人スタッフが韓国へと派遣され、現地の東洋放送の韓国人スタッフを指導しつつ作画され、それが日本へと逆輸入されるという制作体制だったそうです。あの無国籍な絵柄は他の国産アニメでも、なかなか見ることができません。

物語は子どもたちにもわかりやすい勧善懲悪の体裁となっているのですが、謎の設定に、無国籍な風景BGMはフリージャズ風味と、さまざまな要素が組み合わさり唯一無二の不気味さが漂う作品となったのです。

事実上の主人公は毎回、旅先でトラブルに巻き込まれてしまう少年のベロ。主人公であるはずのベムが、ほぼ活躍しないまま終わってしまう回も珍しくはありません。そして醜い風貌から人間たちに差別的な扱いをされて、街を去っていくバッドエンドも恒例でした。

半年にわたる放送後も、朝や夕方に再放送が繰り返され、幅広い世代に知られる作品となったのです。ベムの声は次元大介役などでおなじみ、今年7月30日に亡くなられた小林清志さん、少々怒りっぽく、鞭で相手をやっつけるベラは森ひろ子さん、少年のベロは鉄腕アトムでおなじみの清水マリさんが演じています。

毎回、冒頭ナレーションで「それは、いつ生まれたのか誰も知らない。暗い音のない世界で、1つの細胞が分かれて増えていき、3つの生き物が生まれた~」と謎の世界観を伝えていたのは、TOKYO FM(当時はFM東京)の看板番組であり続ける『JET STREAM』でおなじみの城達也さんの声でした。

 文 / 高木圭介

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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