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【今日は何の日?】10月10日=手軽に飲める「ワンカップ大関」が発売(1964年) / 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
58年前の1964(昭和39)年。東京オリンピックの開会に合わせて、大関株式会社(兵庫県西宮市)が一合(180ml)瓶入りの日本酒「ワンカップ大関」を新発売しました。
同社では約3年前から初のカップ酒販売に向けたプロジェクトを開始してデザイン会議を設置。東京芸術大学の小池岩太郎教授に瓶デザイン、女子美術大学の松川烝二教授に現在も変わらぬラベルデザインを依頼。広口瓶の採用は、取引先の会社がジャムの広口瓶を製造するための機械を導入したという話を聞きつけ、その容器を応用することにしたそうです。
それまで「安酒」「一杯飲み屋」のイメージが強かったカップ酒のイメージを払拭すべく、「コップ」ではなく「カップ」という名称を使用。「いつでもどこでも飲める」をキャッチフレーズに手軽さと利便性こそを売りとしたのです。
発売から、すぐに大ヒットしたわけでもなく、翌66(昭和41)年より、鉄道弘済会からの要請で、国鉄の新宿駅と上野駅の売店で販売を開始。67(昭和42)年からは酒類で初めて自販機を設置するなどして、徐々に売り上げを伸ばしていったそうです。
ポリ蓋キャップがついたのは発売の1年後(65年)から。当初はガラス瓶に直接、ラベルがプリントされていましたが、73年のオイルショックによるコストカットにより、紙ラベル式へと変更。その際に、透明の瓶を通じてレンズのようにラベル裏側の白地が見えることをヒントに、ラベル裏側に各地の風景やお祭りの写真をプリントする「ワンカップフォト」を採用。現在もワンカップ大関の裏名物であり続けています。
参照 : 大関株式会社「One Cup Club」
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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