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ニュース 今日は何の日?雑学 2022/10/21

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【今日は何の日?】10月21日=議員会館に風変わりな葬儀案内状(1974年) / 雑学ネタ帳

東京・池上本門寺.jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

48年前の1974(昭和49)年。衆参両院の議員会館の各事務所に、かなり変わった葬儀案内状が舞い込みました。

喪主は「物価挑戦委員会」の代表を名乗る37歳男性と「貧困者一同」。案内状の文面には「生鮮食品狂乱物価儀 十月二十四日 急逝いたしました」と記されています。

告別式は10月24日の午前9時30分より、東京・池上本門寺の境内にて実施。本物のお坊さん3人が狂乱物価を葬る式を執り行い、その後には同じ境内にて青森県から直送した野菜類十数トンを安価にて販売するという産地直送バザーの様相。当時、1本200円程度で売られていた大根1本を50円也で販売したそうです。

なんとも手の込んだ、そして皮肉めいた告別式ですが、案内状には喪主と並んで「傍観者代表」として自民党幹事長の名前が記され、さらに「評論家代表」として各野党の書記長の名前がズラリ。さらに東京都の美濃部亮吉知事の肩書きは「何も出来ない、しない代表」となっていたそうです。

葬儀案内状を受け取った議員の皆さんは苦笑いするばかりだったそうな...。

 参照 : 昭和49年10月22日付の朝日新聞朝刊

 文 / 高木圭介

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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