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ニュース 今日は何の日?雑学 2022/11/04

#アニメ#ギリシャ神話#フジテレビ#マイティ・ハーキュリー#今日は何の日?#明治乳業#昭和38年#武智豊子#若山弦蔵

【今日は何の日?】11月4日=5分アニメ「マイティ・ハーキュリー」が放送スタート(1963年) / 雑学ネタ帳

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 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

59年前の1963(昭和38)年。フジテレビでこの日から、月~土曜の午後6時55分からギリシャ神話を下敷きとした勧善懲悪の外国産アニメ『マイティ・ハーキュリー』の放送がスタートしました。

5分アニメだけに、お話は単純明快。天上界で神々の競技会で優勝したハーキュリーが、父なる神・ゼウスの許しを得て下界へと降り立ち、上半身が人間、下半身が馬という人馬・ニュートンとともに悪漢どもを退治し、最後は天に向かって「オリンピア―ッ!」と叫んでは空へと帰っていくという物語です。基本、毎度同じパターンです。

主人公・ハーキュリーの声はショーン・コネリーの吹き替えなど、低くて渋い声でおなじみの若山弦蔵さん、途中からは次元大介でおなじみの小林清志さんが演じました。悪漢たちに捕えられてはハーキュリーを呼ぶニュートンの声は『エースをねらえ!』の愛川マキ役でおなじみの菅谷政子さん、同じく悪漢たちによく囚われる美少女・ヘレナ役はエリザベス・テイラーの吹き替えや『ムーミン』のノンノンでおなじみの武藤礼子さん、ナレーションは黒沢良さんが担当しています。

また、たびたび登場する悪役・魔女ウィラミン役は、戦前浅草のカジノ・フォーリーで「女エノケン」の異名をとった武智豊子さんが吹き替え。今となっては昭和演芸史の視点でも着目すべき番組かも知れません。

米国産と思われがちですが、実はカナダ産アニメ。明治乳業の一社提供だったため、日本での放送に向け、オープニングでは主題歌とともにハーキュリーが明治牛乳をガブガブと飲んではパワーアップするシーンが新たに付け加えられています。

かなり古い作品ではありますが、昭和50年代初頭まで東京12チャンネル等で再放送が繰り返されていた影響で、現在の50歳前後の人たちまでにはかなり高い知名度を誇っています。「オリンピア―ッ!」の叫び声に、ついつい反応してしまう人も多いかも? 
 
 参照 : 昭和38年11月4日付の読売新聞朝刊

 文 / 高木圭介


 
 


 
 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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