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ニュース 今日は何の日?雑学 2022/11/05

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【今日は何の日?】11月5日=漫画家・やなせたかしがオート三輪にはねられ右手を負傷(1958年) / 雑学ネタ帳

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 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

64年前の1958(昭和33)年。この日の午後1時50分頃、東京都港区芝公園の路上で、漫画家のやなせたかしさん(当時39歳)がオート三輪にはねられ、右手を負傷するという事故が起きました。全治まで約1週間の軽傷だった模様です。

場所的に1か月半後に完成(58年12月23日)する東京タワーでも見上げていたのでしょうか? 当時の新聞では、漫画家のやなせさんが負傷したことのみが報じられるにとどまっています。

1919(大正8)年生まれのやなせさんは、戦後に兼業漫画家(三越社員)として活動し始めていました。三越時代に手がけた包装紙の「mitsukoshi」のレタリングなど現在も知られる作品を残していましたが、53年に三越を退職し専業漫画家となるも、いわゆるヒット作には恵まれていませんでした。

61(昭和36)年に依頼されて作詞した『手のひらを太陽に』がスタンダードソングとなり、64(昭和39)年にNHKで放送スタートした子ども向けバラエティ番組『まんが学校』で、司会の立川談志さんとともに漫画講師としてレギュラー出演し、子どもたちの人気者となりましたが、本業の漫画でのヒット作は生まれないまま...。

69年に発表された『アンパンマン』も話題とはなりましたが、人気は絵本の世界だけにとどまっており、アンパンマンが国民的人気者となったのは、交通事故からちょうど30年後の88(昭和63)年10月に『それいけ!アンパンマン』(日本テレビ系)としてアニメ化されてからのこと。やなせさん69歳の秋でした。以降は世代を超えた国民的人気キャラクターとして愛され続けています。

歴史にifは禁物ですが、58年の交通事故でやなせさんが右手に漫画家生命を脅かすような重傷を負ってしまったとしたら......アンパンマンにも出会えなかったことになりますね。

 参照 : 昭和33年11月6日付の毎日新聞朝刊

  文 / 高木圭介

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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