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ニュース 今日は何の日?雑学 2022/11/09

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【今日は何の日?】11月9日=国鉄・鶴見事故で161名が死亡(1963年) / 雑学ネタ帳

神奈川・鶴見事故慰霊碑.JPG

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

59年前の1963(昭和38)年。夜9時40分頃、横浜市鶴見区内の鶴見~新子安間の国鉄(現JR)線路を走行中の貨物列車が脱線。編成から外れた貨物車が隣の東海道線の線路に乗り上げてしまい、そこに約90kmのスピードで走行していた久里浜発東京行の横須賀線電車(※当時は東海道線と横須賀線が線路を共有)が激突して車両が大破しました。

161名の死亡者、120名の負傷者を出す最悪な多重衝突事故に。この日は福岡・大牟田市の三井三池炭鉱で458人もの死者を出す大爆発事故も発生したため、「魔の土曜日」として昭和史に刻まれる1日となりました。

事故発生現場は、鶴見区生麦のため「生麦事故」と呼ばれてもおかしくはありませんでしたが、事故を起こした国鉄に生麦駅が存在しないのと(京浜急行には存在)、幕末に起きた「生麦事件」と混同しやすいことから「鶴見事故」と称されています。

事故から数日後、警察では脱線や多重衝突の原因究明に向けて、正確に事故発生時刻を調査すべく、付近住民をテレビ局へと招集し、同日の夜9時台に放送されていたテレビ番組を再視聴してもらい、「どの場面で衝突音を耳にしたか?」を調査する方法を取りました。

当時のバラエティ番組は生放送が基本だったため、調査に使用されたテレビ番組は米国産ドラマ『ルーシー・ショー』(TBS)と『ハワイアン・アイ』(NETテレビ)でした。番組を再視聴した付近住民が列車の衝突音を耳にしたと指摘した場面は、ほぼ一致していたそうです。

現在、事故現場には事故の慰霊碑(写真)が建てられています。

 文 / 高木圭介

 
 


 
 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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