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ニュース 今日は何の日?雑学 2022/11/10

#チータ#ワン・ツー・パンチ#三百六十五歩のマーチ#今日は何の日?#日本クラウン#星野哲郎#昭和43年(1968年)の出来事#水前寺清子#米山正夫

【今日は何の日?】11月10日=水前寺清子「三百六十五歩のマーチ」が発売(1968年) / 雑学ネタ帳

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 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。


54年前の1968(昭和43)年。現在も国民的応援歌として愛され続ける"チータ"こと水前寺清子さんの大ヒット曲『三百六十五歩のマーチ』のシングル盤レコードが日本クラウンから発売となりました。発売当初は『~ワン・ツー・パンチ』という副題つきでした。

それまで着流し姿で正調演歌を歌ってきた水前寺さんのイメージを覆す元気いっぱいのマーチ曲。レコードジャケットでもマーチングバンドのドラムメジャーの格好をした水前寺さんの写真が使用されています。

作詞は星野哲郎さん、作曲は米山正夫さんというヒットメーカーが起用。大ヒット曲となりましたが、意外や『NHK紅白歌合戦』にて初歌唱されたのは12年後の80(昭和55)年こと。年末近い発売だったこともあり、水前寺さん自ら司会も務めた68年末の紅白では『男でよいしょ』を歌唱。翌69年末の紅白では、その年のヒット曲となった『真実一路のマーチ』が歌われています。

69年には春の選抜高校野球大会の入場行進曲に選ばれ、松竹にて、この歌を題材とした映画『コント55号と水前寺清子のワン・ツー・パンチ 三百六十五歩のマーチ』が公開。年末のレコード大賞においても大衆賞を受賞しています。

♪しあわせは歩いてこない、だから歩いてゆくんだね~ で始まる歌詞は、どの部分を切り取っても元気が出るフレーズに満ち溢れており、息の長いヒット曲になるのも納得です。

平成時代に入っても、91(平成3)年にアニメ『丸出だめ夫』の主題歌として水前寺さんのセルフカバー版がヒット。2009年にはアニメ映画『エヴァンゲリヲン 新劇場版:破』冒頭の戦闘シーンで登場人物が歌っていたり、2016年に水前寺さんの故郷を襲った熊本地震の復興ソングミュージックビデオにも、替え歌バージョンが起用されるなど、54年前の曲にも関わらず若い世代にも高い知名度を誇っています。

老若男女、ここまで幅広く愛され続けている応援ソングもありませんね。 

 文 / 高木圭介


 
 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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