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ニュース 今日は何の日?雑学 2022/11/12

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【今日は何の日?】11月12日=鳥羽一郎が日本武道館の警備を強行突破!(1981年)/ 雑学ネタ帳

東京・日本武道館(夕景).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

41年前の1981(昭和56)年。この日は日本武道館にて『第12回日本歌謡大賞』が開催。夜7時から日本テレビ文化放送ニッポン放送ラジオ日本の4局で生放送されました。司会は高島忠夫さん星野知子さん徳光和夫さんでした。

この年の優秀放送音楽新人賞は『ギンギラギンにさりげなく』を歌う近藤真彦さんと、『函館本線』を歌う山川豊さんに決定。喜びの中、山川さんがステージで『函館本線』を熱唱する中、ジャンパーを着た、角刈りのややコワモテな男が警備員の制止を振り切ってステージに乱入。もはや事件の予感しかしません...。

ところが、この不審な乱入者を見た山川さんは男泣きしつつ歓喜の笑顔。2人は抱き合って大喜びしています。この乱入者の正体は山川さんの6歳年上の兄・木村嘉平さん、のちの鳥羽一郎さんだったのです。

三重県鳥羽市出身の鳥羽さんはもともと歌手志望でしたが、家族を支えるため遠洋漁業の漁師として5年間働いた後、板前などを経て、27歳で上京。作曲家の船村徹さんに弟子入りし、この時は船村門下で歌手修業中の身でした。

弟の山川さんが日本歌謡大賞の優秀放送音楽新人賞にエントリーされたことを知り、ついつい日本武道館に足が向き、新人賞受賞決定の報にいても立ってもいられずに、なみいる警備員たちを振り切り、強行突破でステージに上がってしまったのです。

山川さんと笑顔で抱き合う姿に、周囲も兄弟もしくは知人友人であることを確認したため、感動のシーンとなりましたが、仮にそうでなかった場合、警備の責任も問われる大事故だったと言えるでしょう。

そんな熱き兄・鳥羽さんは30歳を迎えた82年の夏、出身地にちなんだ芸名とともに、海の男をテーマとした『兄弟船』で歌手デビュー。大ヒットとなり、現在に至るまで兄弟で演歌界を席巻し続けています。
 
 参照 : 昭和56年11月12日付の読売新聞夕刊

 文 / 高木圭介


 
 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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