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【今日は何の日?】11月27日=映画大手「大映」が解散(1971年) / 雑学ネタ帳
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51年前の1971(昭和46)年。映画会社大手の大映(本社・東京都中央区=永田雅一社長)がこの日に役員会を開き、経営不振のため、すべての業務を停止し、清算業務に入ることを決定しました。
11月29日には永田秀雄代表取締役副社長が部課長陣にこの旨を説明。午後1時からの中央経労協議会にて組合側にも全員解雇の方針を示しましたが、組合側は「全員解雇には応じられない」と回答。当時の大映は従業員770人、スタッフや俳優など専属契約者は約200人を抱えていました。日本映画製作者連盟(映連)や映倫など、関係団体への脱退届けは11月30日付で提出されました。
大映は戦時下の42(昭和17)年に設立。戦後になると『羅生門』(黒澤明監督)や『地獄門』(衣笠貞之助監督)が海外映画祭でグランプリ獲得するなど評価を上げ、昭和20年代後半には年6割の配当をするほど潤っていました。
しかし、徐々にテレビの普及とレジャーの多様化に押され、2年前(69年)の7月には看板スターである市川雷蔵さんが37歳の若さで死去するなど不幸に見舞われます。もともと映画制作一筋の社風だったこともあり、さらに赤字経営に拍車がかかることに...。7月期決算で累積赤字は55億8,000万円。以降も毎月、2億3,000万円の赤字が続いていました。
72年1月に大映配給用のお正月映画として、勝プロによって制作されていた『座頭市御用旅』(森一生監督)と、『子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる』( 三隅研次監督)は急きょ、東宝の配給となりました。
参照 : 昭和46年11月30日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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