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ニュース 今日は何の日?雑学 2022/12/05

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【今日は何の日?】12月5日=加山雄三「君といつまでも」が発売(1965年) / 雑学ネタ帳

栃木・中禅寺湖(秋).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

57年前の1965(昭和40)年。俳優、歌手の加山雄三さんの大ヒットナンバー『君といつまでも』のシングル盤レコードが東芝レコードから発売となりました。

加山さん5枚目のシングル盤。作詞は岩谷時子さん。作曲は加山さん自身の作曲家名「弾厚作」名義となっています。B面は同じ作詞作曲者によるエレキ歌謡の名曲『夜空の星』で、演奏は寺内タケシとブルージーンズが担当しています。AB面の両方が加山さんを代表する楽曲となっており、現在の視点からすると大変豪華なシングル盤といえます。

300万枚超を売り上げ、翌年(66年)の第8回レコード大賞では特別賞を受賞。66年には米キャピトルレコードからも『Love Forever(君といつまでも)』『A Star In the NIGHT(夜空の星)』として発売され、現在に至るまで両曲ともに数々のアーティストによってカバーされ続けるスタンダードナンバーとなっています。この大ヒットで加山さんは俳優、歌手としてだけでなく、作曲家としても高い評価を得ることとなりました。

ちょうど2週間後(12月19日)から公開の加山さん主演の東宝映画『エレキの若大将』(岩内克己監督)の劇中でも、挿入歌として加山さん自身が歌い、映画とともにこれらの曲が全国へと拡散することとなりました。

劇中、加山さんが『君といつまでも』を初披露するシーンは、栃木・日光の中禅寺湖(写真)戦場ヶ原にて撮影。マドンナの澄ちゃん(星由里子さん)に向けて若大将が「澄子さんのことを考えながら作った曲があるんだ。聴いてくれる?」と言いつつ、ギターを手に歌い出すロマンチックなシーンです。曲の途中「♪大空 染めていく~」の部分より、澄ちゃんこと星由里子さんとデュエットする形になるのですが、この時の加山さんは終始、不機嫌な仏頂面...。長年、ファンの間でも謎とされていました。

後年、加山さん自身がテレビ番組で明かしたところによると、「だって初めて聴く曲なのに、澄ちゃんが一緒に歌えるって明らかにおかしいじゃない? 監督に抗議したらさ、『映画だからいいじゃない』なんて言うんだよ!」とのこと。

当時28歳の加山さんは、そんなエンタメ上の矛盾が許せず、監督に抗議する意味で仏頂面を貫いていたとか。若大将もまだ若かったということですね。

 文 / 高木圭介

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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