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【今日は何の日?】12月6日=日本人作曲による初の交響曲『勝鬨と平和』が初上演される(1904年) / 雑学ネタ帳
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108年前の1914(大正3)年。山田耕筰さん作曲の交響曲『勝鬨と平和』がこの日、帝国劇場で開催の『東京フィルハーモニー会 第14回演奏会』にて、当時26歳の山田さん自身の指揮によって上演されました。この曲は日本人作曲による初の交響曲となります。
『勝鬨と平和』は全4楽章による交響楽。フルート×2、オーボエ×2、ファゴット×2、ホルン×2、トランペット×2、トロンボーン×3、ティンパニー、弦5部による編成で演奏されます。曲調に対して、勇ましさを感じさせる曲名はこの年7月に勃発した第一次世界大戦の影響を受けたものと言われています。
山田さんは1908(明治41)年に東京音楽学校(現・東京芸術大学)を卒業後、1910(明治43)年から、三菱財閥の総帥・岩崎小弥太男爵の援助を受けて、ドイツ・ベルリン王立芸術アカデミーの作曲科に留学。この『勝鬨と平和』は、ベルリン留学中の1912(大正元)年に現地で作曲されており、留学の恩人にあたる岩崎男爵に献呈されました。
山田さんは2年後に帰国し、改めて初の交響曲を『勝鬨と平和』と命名したうえで初上演したことになります。
文 / 高木圭介
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