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ニュース 今日は何の日?雑学 2022/12/07

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【今日は何の日?】12月7日=スパイ映画「077シリーズ」第1作が日本公開(1966年) / 雑学ネタ帳

12月07日(077地獄のカクテル).png

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

56年前の1966(昭和41)年。映画007シリーズ人気で、スパイ映画がブームとなる中、イタリア・スペイン・フランスで合作された「077シリーズ」の第1作『077/地獄のカクテル』が日本国内で公開されました。

63(昭和38)年から日本公開され、大人気となった007シリーズに当て込んだ、時報(☎117)と天気予報(☎177)をよく間違えてしまうアレを利用した怪しい便乗邦題にも見えますが、原題も「Agente 077 Missione Bloody Mary」と完全なる確信犯です。

当時の新聞広告にも「楽しさ007の11倍」と、憎らしいことにキチンと計算は合っているコピーと同時に、秘密諜報員077ことディック・マロイ(ケン・クラーク演)の魅力と能力の高さを、これでもかと紹介。


「指輪にしかけたノコギリ」

「懐中電燈から飛出すナイフ」

「6連発ピストルから7発目」

「焼けた紙の文字を読む薬」

「スーツケースで運ぶ原爆」

「完全殺人スーパー・サイレンサー」

ディック・マロイがこれらの秘密兵器を駆使して、勇猛果敢に国際スパイ組織・ブラック・リリーと戦うという映画だったのです。それにしても、6連発の拳銃から余裕で7発目を発射してしまうディック・マロイの凄腕ぶりは、たしかに「007の11倍」というコピーも納得です。

とかくパチモン映画扱いされがちな077シリーズですが、その後も「077/地獄の挑戦状」、「077/連続危機」と全3作が制作され、いずれも日本公開されています。66年時点では、本家の007シリーズのほうもまだ第4作の『007/サンダーボール作戦』までしか公開されていないので、便乗のパチモンやパロディ作品という受け取り方ではなく「似たようなスパイ映画」と認識されていたのかも知れませんね。 

  文 / 高木圭介

 
 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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