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【今日は何の日?】12月7日=スパイ映画「077シリーズ」第1作が日本公開(1966年) / 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
56年前の1966(昭和41)年。映画007シリーズ人気で、スパイ映画がブームとなる中、イタリア・スペイン・フランスで合作された「077シリーズ」の第1作『077/地獄のカクテル』が日本国内で公開されました。
63(昭和38)年から日本公開され、大人気となった007シリーズに当て込んだ、時報(☎117)と天気予報(☎177)をよく間違えてしまうアレを利用した怪しい便乗邦題にも見えますが、原題も「Agente 077 Missione Bloody Mary」と完全なる確信犯です。
当時の新聞広告にも「楽しさ007の11倍」と、憎らしいことにキチンと計算は合っているコピーと同時に、秘密諜報員077ことディック・マロイ(ケン・クラーク演)の魅力と能力の高さを、これでもかと紹介。
「指輪にしかけたノコギリ」
「懐中電燈から飛出すナイフ」
「6連発ピストルから7発目」
「焼けた紙の文字を読む薬」
「スーツケースで運ぶ原爆」
「完全殺人スーパー・サイレンサー」
ディック・マロイがこれらの秘密兵器を駆使して、勇猛果敢に国際スパイ組織・ブラック・リリーと戦うという映画だったのです。それにしても、6連発の拳銃から余裕で7発目を発射してしまうディック・マロイの凄腕ぶりは、たしかに「007の11倍」というコピーも納得です。
とかくパチモン映画扱いされがちな077シリーズですが、その後も「077/地獄の挑戦状」、「077/連続危機」と全3作が制作され、いずれも日本公開されています。66年時点では、本家の007シリーズのほうもまだ第4作の『007/サンダーボール作戦』までしか公開されていないので、便乗のパチモンやパロディ作品という受け取り方ではなく「似たようなスパイ映画」と認識されていたのかも知れませんね。
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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