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【今日は何の日?】12月8日=明治生まれの水道管破裂で都心がパニック(1981年) / 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
41年前の1981(昭和56)年。この日の午前6時10分頃、東京都新宿区市谷田町1丁目の外堀通りにて、ドカンという音ともにコンクリ―ト路面2か所に亀裂が入り、地中の水道管から直径50cmほどの水流が噴き出し、約50cmの高さまで噴き上がりました。
水流は30分間にわたって噴き出し、ゆるい下り坂を伝いつつ、国電の飯田橋駅方面へと流れ、市ヶ谷駅~飯田橋駅間に沿った外堀通りの約600mが最高40cmほど冠水。水流は現場から20mほど離れた地下鉄有楽町線の市ヶ谷駅構内まで入り込んでしまったため、同駅では一時、出入り口のシャッターを下ろすことになりました。
亀裂が入った水道管は明治29(1896)年に埋設された都内最古の600mm配水本管でした。そんな19世紀産の水道管が老朽化と、上を走る自動車の振動などによりヒビが入ったと見られています。
東京都水道局によると、81年当時、都内区部と多摩地区における給配水管の総延長は1万7,000km。そのうち埋設年代が明治24(1891)年から大正15(1926)年までに埋設された超老朽管は、この当時で約170km。昭和2(1927)年から昭和10(1935)年までに埋設されたものは約50km。延べ220kmもの老朽管が現役で使用されていたのです。
関東大震災(1923年)や東京大空襲(1945年)によって、大改造を余儀なくされ続けた東京の街ですが、41年前あたりは案外とまだ明治期に作られたモノが現役で使用されていたことがわかりますね。
参照 : 昭和56年12月8日付の読売新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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