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【今日は何の日?】12月11日=東海村みやげ「トロンの壺」が製造販売中止へ(1969年) / 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
53年前の1969(昭和44)年。原子力のメッカと呼ばれる茨城・東海村の「原子力普及センター」にて、土産物として販売されていた「トロンの壺」なる商品に有害な放射線物質「トリウム232」が含まれているとして販売が中止されました。
トロンの壺は高さ20cm、直径13cmの陶器製ポット。放射線加工が施されており、ポット内に水を入れておくと6時間ほどで霊験あらたかな人工放射泉ができるという仕組みです。67(昭和42)年秋から東海村のお土産品として販売されており、この時点ですでに5~6,000個が売れていたそうです。
ところが茨城県衛生研究所の調査により、このポットの水を飲み続けると、場合によっては国際基準の放射線許容量を上回り、放射線障害を起こす可能性が指摘されてしまいます。
メーカー側では「ラジウム温泉と同じ」と効能を謳っていましたが、茨城県衛生部がこの日にメーカー側に製造販売の中止を申し入れたのでした。
参照 : 昭和44年12月12日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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