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ニュース 今日は何の日?雑学 2022/12/12

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【今日は何の日?】12月12日=巨匠・小津安二郎監督が60歳誕生日に死去(1963年) / 雑学ネタ帳

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 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

59年前の1963(昭和38)年。日本が世界に誇る映画の巨匠・小津安二郎監督が頸部悪性腫瘍のため入院中の東京医科歯科大学付属病院(東京都文京区)にて死去。この日はちょうど小津監督が還暦(60歳)を迎えた誕生日でもありました。

1903(明治36)年、東京生まれの小津監督は 1923(大正12)年に松竹蒲田撮影所に入社。1927(昭和2)年に時代劇『懺悔の刃』で監督デビューを果たしましたが、残念なことに戦前期の作品はほとんどフィルムが現存していません。

人間生活の哀歓を深く掘り下げた作風を確立し、戦後に制作された『麦秋』(51年)、『お茶漬の味』(52年)、『東京物語』(58年)など数々の作品は国内のみならず、海外でも高い人気を誇り、その計算され尽くした独特な構図、ローアングル、独特な劇伴音楽の使用法とともに現在も高い人気を誇っています。

計37本の劇場映画を監督し、62年の『秋刀魚の味』が遺作となりましたが、当時流行しつつあったワイドスクリーンによる作品はただの1度も作らず、最後の最後まで独自の作風を貫くこととなりました。

小津監督の訃報にあたり、松竹の城戸四郎社長は「12日はちょうど小津君の誕生日で還暦の日にあたる。区切りをつけて死んだとは、いかにも几帳面だった彼らしい。私の蒲田所長時代に監督に起用した因縁もあって、ずいぶん議論もやり合ったが、彼ほど頑固な人もいなかった」とコメント。

数々の小津作品を飾った俳優・笠智衆さんは「先生の演出の前には、俳優がどうするなどという余地はなく、目の動き、台詞の上げ下げまで、すべて教えてくださいました」と語り、その死を悼みました。

現在の感覚だと驚かされるのは、60歳で逝った小津監督が当時の新聞で「日本映画界の長老」と称されていることです。日本人男性の平均寿命が、ようやく65歳を超えた時期ではありましたが、59年前は60歳で、もう長老扱いされていたんですね。

 参照 : 昭和38年12月12日付の毎日新聞夕刊

   文 / 高木圭介

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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