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【今日は何の日?】12月22日=ナニワの名女優・浪花千栄子さんが死去(1973年) / 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
49年前の1973(昭和48)年。上方を代表する名女優・浪花千栄子さんが午後9時35分、消化管出血のため京都市右京区の自宅にて死去。66歳でした。
大正時代より舞台、映画で活躍していた浪花さんですが、戦後の50(昭和25)年に2代目渋谷天外さんと離婚後は仕事に恵まれない時期もあったものの、「ナニワ女のたくましさ」を体現するかのような関西弁や演技で再び注目を集めはじめます。
とくに花菱アチャコさんのコンビで上方ブームを作り上げたNHKラジオ『アチャコの青春手帳』(52年~)、『アチャコほろにが物語』(54年~)、『お父さんはお人好し』(54年~)が大人気となり、ラジオドラマから舞台、映画化もされ、『お父さん~』は65(昭和40)年3月まで全500回も放送が続くことに。
女優としての評価も高まり、53(昭和28)年には松竹映画『西陣の姉妹』にてブルーリボン女優助演賞、54(昭和29)~56(昭和31)年と3年連続で国民映画女優賞を受賞。63(昭和38)年にはNHK放送文化賞を受賞するなど、関西弁と庶民的な味わいで大きな支持を得ました。浪花さんの訃報に、アチャコさんも「先に死んでしまいよって、アホな女や......」と落胆を隠しきれない様子だったそうです。
その半生は最近(2020年)、NHK連続テレビ小説『おちょやん』でドラマ化されたばかりなので、ご存知の方も多いことでしょう。
ところで、浪花さんといえば、テレビのCMや街中に張られたホーロー看板でおなじみ『オロナイン軟膏』(大塚製薬)の広告に長年起用され続けたことでも有名です。浪花さんの本名は「南口キクノ(なんこう・きくの)」と、軟膏の宣伝にこれ以上はない本名とのことで、広告キャラクターに採用されたのだとか。
参照 : 昭和48年12月23日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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