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【今日は何の日?】12月24日=イブの夜、ツリー爆弾で新宿の交番が爆破される(1971年) / 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
51年前の1971(昭和46)年。クリスマスイブで賑わう東京・新宿三丁目交差点の交番裏で夜7時10分頃、クリスマスツリーが入った紙袋が大音響とともに爆発。通行人約20人が爆風で叩きつけられ、警察官2人と市民10人の計12人が重軽傷を負う大事件が起きました。
場所は新宿三丁目交差点。ちょうど伊勢丹前の信号を四谷方面へと渡った場所にある警視庁四谷署追分交番(写真右下が現在の姿)です。夕方6時頃、約10m先の明治通り歩道にて甘栗を売っていた男性が、派出所の脇に高さ50cm程度のクリスマスツリーが入った紙袋を見つけ、「誰の荷物だろう?」と交番勤務の警察官に届けました。
クリスマスならではの忘れ物に違いないと、紙袋はしばらく放置されていましたが、爆発の約5分前に紙袋は交番の裏側へと移動されており、不審に感じた巡査長(57歳)が紙袋をのぞき込んだところ、爆発したのでした。
爆弾はダイナマイトではなく、塩素酸塩系の薬品が使用されており、これに乾電池と時計がセットされ、夜7時頃に爆発するよう時限装置が仕掛けられていました。爆弾本体はフレキシブル・パイプ(水道用のT型パイプ)でした。
この爆発によって、巡査長は左足切断、左手四指切断、右目を失明という重傷。世間に大きな衝撃を与えたのでした。捜査により犯行は新左翼の過激派グループによるものと判明。逃亡した犯人が逮捕されたのは約8年後、1980(昭和55)年3月のことでした。
爆発によって交番は見るも無残に破壊されてしまいましたが、約2年後にはなんと人気特撮番組『仮面ライダーV3』の撮影に使用。第49話『銃声一発!風見志郎倒る!!』(74年1月19日放送)にて、この交番から飛び出してきた警官たちによって、V3こと風見志郎(宮内洋さん演)が取り押さえられています。まだ爆発事件の余韻が残る時期だけに、このシーンの撮影許可には驚かされます。
参照 : 昭和46年12月25日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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