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ニュース 今日は何の日?雑学 2022/12/28

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【今日は何の日?】12月28日=長崎港に331年ぶりにポルトガル船が入港(1978年) / 雑学ネタ帳

ポルトガル帆船「サグレス号」.jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

44年前の1978(昭和53)年。ポルトガルの海軍練習帆船・サグレス号(1869㌧、艦長=シルバ海軍中佐、乗組員179人)が長崎港へと入港。ポルトガル船が長崎に姿を見せるのは江戸時代初期の1647(正保4)年、幕府の鎖国政策により、最後の貿易船が出港して以来、331年ぶりとなります。

「サグレス」とはポルトガル南西端にある岬の名。6月23日にポルトガルの首都・リスボンを出港したサグレス号は世界一周航海練習中に東京を経由して長崎入りしたのです。

長崎の歴史の基盤を築いたとも言えるポルトガル船の331年ぶり入港とあり、市を挙げてサグレス号を大歓迎。夜明け前より港外で帆を下ろして待機していたサグレス号は午前8時、雨上がりで波も穏やかな中、長崎県警音楽隊が奏でるマーチにのって、船尾にポルトガル国旗をひるがえしつつ、ゆっくりと入港。ポルトガルゆかりの出島岸壁へと接岸しました。

シルバ艦長ら一行は長崎市役所を表敬訪問した後、長崎市内の平和記念公園を訪れ、平和祈念像に献花し原爆犠牲者の霊を慰めました。4日間にわたって長崎に寄港し新年を迎えたサグレス号は、元日に出港し、かつての南蛮貿易船と同様にマカオへのコースをたどり、帰国への途に就きました。
 
 参照 : 昭和53年12月28日付の読売新聞夕刊

 文 / 高木圭介


 
 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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