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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/01/14

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【今日は何の日?】1月14日=本物の「おはなはん」がテレビに登場(1967年) / 雑学ネタ帳

愛媛・おはなはん通り(大洲市).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

56年前の1967(昭和42)年。当時、NHKにて放送中の連続テレビ小説『おはなはん』(66年4月~67年4月)のモデルとなった林ハナさん(当時84歳)が、この日夜10時35分から日本テレビで放送された『すてきな夫婦』に登場し、大きな話題となりました。

原作は林謙一さんが『婦人画報』に連載していた実母を題材とした随筆。明治中期に徳島市で生まれ育った女の一代記を描いたもので、NHK朝ドラ6作目にして初の実在人物を題材とした作品でした。

平均視聴率45.8%最高視聴率56.4%(※関東地区、ビデオリサーチ社)という現在では信じられないほどの視聴率を記録し、放送時間帯(午前8時15~30分)には、主な視聴者層である家庭の主婦たちがピタリと家事をストップしてしまうため、全国の水道使用量がその時間帯だけ激減してしまうなんて現象も起きたほどの国民的人気ドラマです。ドラマの撮影が行われた愛媛県大洲市には現在も「おはなはん通り(写真)」が存在します。 
 
そんな『おはなはん』人気の絶頂時、日本テレビの『すてきな夫婦』では原作者であり実の息子である林謙一さん(当時60歳)と明子さん(当時51歳)夫妻が紹介され、ゲストにはドラマでおはなはんを演じた女優の樫山文枝さん、親交の深い画家・宮田重雄さん夫妻が出演しました。

しかし、もっとも注目を集めたのはフィルムにてインタビューに答える林さんの実母・ハナさんのテレビ登場でした。日本中がドラマの行方に熱狂するさなかでの「ご本人登場」だったのだから無理もありません。
 
反響は大きく、翌週の新聞投書欄には「84歳とは思えぬ近代的な口調」「品の良い美しさ」など、ハナさんを絶賛する当初が殺到していました。

母の一代記をヒットさせた林謙一さんは80(昭和55)年11月に73歳で死去していますが、母であるハナさんは息子の死から約7か月後の81(昭和56)年6月に99歳で亡くなっています。おはなはんは当時としてはかなりの長寿を全うされたことになりますね。 

 参照 : 昭和42年1月14日付の読売新聞朝刊

               文 / 高木圭介




 
 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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