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【今日は何の日?】1月29日=新宿住友ビルは傾いている?(1973年) / 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
ちょうど半世紀前の1973(昭和48)年。新宿の淀橋浄水場跡8号地に建設中だった新宿住友ビルディング(通称・三角ビル)に、お隣の京王プラザホテル側へと「傾いているのでは?」との噂が流布し、住友側が国内初のレーザー光線を使用した実測を行いました。
建設中の住友ビルは、211メートルの高さに三角形という独特なデザイン。それが原因となる「目の錯覚」だったのでしょうか? 地上から建設中のビルを見上げると、どうしても傾いているように見えたのだそうです。
「曲がっているんじゃないか?」という問い合わせが続出していたことから、住友側では、ちょうど30階の床(地上113.2メートル地点)と地上に基点を置いたうえでレーザー光線にて測量。その結果、ズレはわずかに5ミリ。「まず、曲がっていない」と認識されました。
国内初の200メートル超えの高層ビルとなった住友ビルは翌74(昭和49)年3月に完成。この時点で、お隣の京王プラザホテルを抜いて「日本一のノッポビル」の称号を手にすることになりましたが、半年後(74年9月)には223.6メートルの新宿三井ビルが完成したため、わずか半年の天下でした。
わずか5ミリのズレでも気になってしまう人はいるのかも知れませんが、半世紀後の現在もビルが健在であることを考えると、まず問題はなかったのでしょう。
参照 : 昭和48年1月28日付の読売新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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