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【今日は何の日?】2月3日=板橋区で1トンの水道タンクが20mも空を飛ぶ(1963年) / 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
ちょうど60年前の1963(昭和38)年。この日の午後2時頃、東京都板橋区蓮根町(現・蓮根)1丁目の住宅街で、重さ1トンもある水道タンクが突如、大爆発音とともに約20メートルも舞いあがり、民家の屋根を飛び越え、約30メートルも離れた路地へと落下するという事故が起きました。
鉄製の水道タンクの大きさは直径1.5メートル、高さ3メートル。そして約1トンの重さです。これが宙を舞ったというのですから、まるで鉄人28号が空を飛んで住宅街に着地したようなイメージですね。
タンクは5年前(58年)に近所の44世帯が共同出資で購入し、簡易水道組合が管理していたもの。5馬力の電気ポンプで地下水をくみ上げてタンク内に溜めては各戸に給水する加圧式です。
家屋の板塀やヒサシを破損し、約15万円の損害が出ましたが、不幸中の幸いで死者やケガ人はなし。タンクが落下した路地は普段、子どもたちの遊び場となっている場所でしたが、この日は雪が降っていたため、人通りが少なかったのです。密集した住宅街での出来事だけに、ほんのわずかタイミングがズレていれば大惨事になるところでした。
1トンもの水道タンクが空を飛ぶという不可解な出来事に、駆けつけた警視庁志村署でも当初は首をかしげるばかりでしたが、その後の見立てで、地下水と一緒にくみ上げられたメタンガスがタンク内に溜まり、電気のショートなどで爆発したものと推測しています。
参照 : 昭和38年2月4日付の毎日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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