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【今日は何の日?】2月5日=成田三樹夫主演ドラマ『土曜日の虎』が放送スタート(1966年) / 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
57年前の1966(昭和41)年。個性的な悪役として知られた俳優・成田三樹夫さん主演のドラマ『土曜日の虎』が、この日の夜10時からTBS系にて放送スタートしました。
当時としてはかなり深い時間帯。裏にはNHKの音楽バラエティ『夢であいましょう』(NHK)、米国産ドラマ『バークレー牧場』(NETテレビ)など人気番組が控えつつの放送スタート。TBSと大映による共同制作でした。
タイトルだけでは、どんな内容のドラマだかイメージが湧きづらいでしょうが、刑事モノでも青春モノでも時代劇でもなく、梶山季之さんの作品を素材として企業コンサルトが産業スパイと戦うという、かなりアダルトでハードな内容です。
この日放送の第1回「影の凶器」は、大日本電機の社内で「産業スパイ課」と陰口を叩かれるほど、会社の秘密保持について特殊な活動を行う部署・企画第三課の腕利き・津村公(成田三樹夫)が、たまたま開発中の超薄型テレビの秘密がライバル社に漏れているという事件をきっかけに、自らが企業コンサルタントの会社を設立するまでが描かれています。
主演の成田さんほか、部下でありパートナーに工藤堅太郎さん、江波杏子さんが配役。3人が打ち合わせするシーンなどで、当時オープンしたばかりの有楽町駅前の東京交通会館の回転式展望レストランなどがよく使われており、57年前の「お洒落な東京」の風景も満載です。
成田さんはヤクザ映画や時代劇などにおける徹底した悪役ぶり、ドラマ『探偵物語』(79年)における服部刑事役など、コミカルかつ狡猾な印象でも知られ、その唯一無二な個性は33年前(1990年)に55歳の若さで亡くなられた後も語り継がれています。
しかし、唯一の主演ドラマとなるこの作品ではコミカルな一面は排し、当時31歳だった成田さんがインテリジェンスに満ち溢れた腕利きの若き企業コンサルタントを演じているため、意外な印象を受けるかもしれませんね。
参照 : 昭和41年2月5日付の毎日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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