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【今日は何の日?】2月9日=インドネシア貨物船「ゲラティック号」の解体が始まる(1980年) / 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
43年前の1980(昭和55)年。前年(79)10月の台風20号による高波によって静岡・富士市の柏原海岸へと打ち上げられていたインドネシアの貨物船「ゲラティック号」(6,320トン)の解体工事が本格的にスタートしました。
ゲラティック号は全長180メートル、高さ20メートルとかなりの大きさ。それが台風によって海岸へと打ち上げられたことで大きな話題になっていました。現地では物珍しさから1か月に約15万人もの見物客が押し寄せ、人が集まる場所といえば......とのことで、海岸にはお祭りよろしく、ラムネやお好み焼き、水風船の屋台まで出るなど、すっかり観光名所と化していました。
台風から4か月が過ぎ、もはや貨物船を海に戻すことは不可能と判断され、ついに海岸での解体が決まったのでした。
解体作業はまず燃料重油を抜き取り、積み荷(主にバングラデシュへの救援米)の運び出しを済ませたうえで本格的に解体作業開始。まずは船首がバッサリと切り落とされました。
鉄板はスクラップにされる運命でしたが、内装品に関しては当時のマリンブームに乗っかって大人気。とくにゲラティック号のそれは「24年前の西ドイツ製」というブランドもあり引く手あまた。広さ100平方メートル程度のサロンは内装、調度品セットともに、そっくりと関西の飲食店へと引き取られたそうです。
参照 : 昭和55年2月10日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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