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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/02/19

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【今日は何の日?】2月19日=東京・笹塚のシンボル「2本の煙突」が姿を消す(1976年) / 雑学ネタ帳

煙突(2本).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

47年前の1976(昭和51)年。大正時代より東京・渋谷区笹塚のランドマークであり続けたゴム工場の煙突2本が同時に解体、撤去されました。

この煙突は1918(大正7)年に創業した各種ゴム製品でおなじみの櫻護謨(さくらごむ)株式会社の工場のもの。創業間もない1920(大正9)年頃に建てられた高さ30メートルの煙突です。

現在も櫻護謨は京王線の笹塚駅前に本社を置きますが、当時は工場も併設。現在はショッピングモール等になっている駅前付近一帯が工場でした。同社では数年前から栃木県大田原市に工場機能を移転しており、ついにお役御免となった煙突2本が撤去されることになったのです。

この日の午前よりスタートした煙突解体工事は、まず巨木を切り倒すように煙突の根元を削岩機で削っては自然に倒すという"横倒し工法"が採用。煙突に3本のロープを張り、8メートルも埋もれた周囲の根元をえぐりつつ、鉄筋部分を焼き切るという作業工程でした。

約1時間にわたる作業の末、2本の煙突は、敷地にまかれたダンプカー30台分もの土の上に、まるでスローモーション映像でも見るようにゆっくりと倒され沈み、解体工事は完了。大正時代から56年間にわたって笹塚のシンボルとなっていた2本の煙突が姿を消したのでした。

 参照 : 昭和51年2月19日付読売新聞夕刊

    文 / 高木圭介

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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