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【今日は何の日?】2月20日=お坊さんよりも力士になりたい家出少年が保護(1958年) / 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
65年前の1958(昭和33)年。「坊さんよりも相撲取りになりたい」と家出し、上京してきた栃木県の15歳少年(中学3年生)が深夜1時30分頃に東京・墨田区両国の春日野部屋前をウロウロしていたところ、警視庁本所署員によって保護されました。
少年は栃木県芳賀郡芳賀町にあるお寺の養子でした。13歳の時に宇都宮市内の養護施設から養子としてお寺へと引き取られたものの、中学卒業を前に、お坊さんになることを嫌がり、当時の横綱・栃錦に憧れ、力士になろうと着替えの入った風呂敷包みと現金7,000円余也を手に上京してきたのです。
少年は「坊さんにはなりたくない。自慢じゃないが相撲には自信がある」とポツリ。しかし身長165センチ、56キロという体格のため、特別にスカウトでもされない限りは相撲部屋への入門は難しそうです。
困った本所署の係員が、少年の実家であるお寺に連絡を入れたところ、住職は少年のイタズラぶりに手を焼いている様子で、寺へは帰さず、再び養護施設へ戻してくれとのこと...。
仕方なく少年は墨田区内の児童相談所へと収容されることになりましたが、そこでも「相撲がダメならば、歌手になりたい」と夢を語っていたそうです。
この少年も生きていれば現在は80歳。その後、どんな人生を歩んだのか?気になりますね。
参照 : 昭和33年2月20日付の毎日新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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