#中川#今日は何の日?#南砂駅#営団地下鉄#春一番#昭和53年(1978年)の出来事#東京メトロ#東西線#突風#脱線事故#荒川#荒川橋梁#葛西駅#西葛西駅#転覆事故
【今日は何の日?】2月28日=春の嵐で地下鉄東西線が転覆事故(1978年) / 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
45年前の1978(昭和53)年。夜9時45分頃、東京都江戸川区小島町の荒川・中川鉄橋を走行中だった営団地下鉄(現・東京メトロ)東西線の車両(10両編成)が突風によって後部3両が脱線、うち2両が転覆し乗客ら21人が重軽傷を負うという大事故が起きました。
この日は東京、千葉、神奈川、静岡、長野の1都4県にて雷雨を伴う竜巻や突風が発生。とくに都内では瞬間風速にして40メートルもの突風が記録されました。
葛西駅(※当時、西葛西駅は未開業)を発車して南砂駅へと向かっていた西船橋発中野行き電車が中川・荒川を渡ろうとしたところ、突風によって35トンもある車両が大きく揺れて鉄橋上で脱線。後部の2両が転覆してしまったのでした。横転した車両の天井には直径約1メートルもの大きな穴が空き、外れた車輪は数メートル離れた鉄橋の上へと吹き飛ばされ、一部は上下線の間にある金網を突き破り、約10メートル下の土手まで転げ落ちていたそうです。
東京消防庁では直ちに救助第一指令を発令。はしご車、レスキュー車など24台を現場に出動させ、警視庁では小松川署に現場警備本部を設置したうえで機動隊員ら300人を動員して乗客救出に当たりました。
以降、東西線は不通となり、復旧工事は3月3日の深夜1時40分まで続きました。同日早朝5時の始発電車から全線での運転が再開。それは事故発生から55時間半ぶりのことでした。
参照 : 昭和53年3月1日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
SNSシェア
介護のみらいラボ編集部コメント
高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。