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【今日は何の日?】3月6日=東京・日本橋浜町の地下からナウマンゾウの化石発見(1976年) / 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
47年前の1976(昭和51)年。東京・日本橋の地下鉄工事現場から約15万年前に生息していたと考えられるナウマンゾウの骨の化石が、ほぼ完全な形で発見。発掘に当たっていた「野尻湖友の会」東京支部がこの日に発表しました。
ナウマンゾウの化石は69(昭和44)年に初めて北海道・忠類村(現・幕別町)で発見され、以降も千葉の佐倉市や印旛沼付近、東京周辺、瀬戸内海と全国各地で発見されています。今回の発見は中央区日本橋浜町2丁目で行われていた都営地下鉄10号線(現・都営新宿線)の工事現場でした。地下22メートル付近で工事に当たっていた作業員が、ナウマンゾウの下アゴ付近の骨を発見したのです。
東京都教育庁から依頼を受けた「野尻湖友の会」東京支部がさっそく、2月29日から3月4日まで地下鉄工事を一時中止して発掘調査に取りかかりました。
その結果、第四紀洪積世の上部東京層(約15万年前)という青味がかった灰色の泥の地層の中から、頭の骨、下アゴの骨、舌の骨、大腿骨、ヒザの骨、スネの骨、足首、指の骨などが、ほぼ原形のまま発掘されたのでした。
発掘場所が約15万年前に海だったことは想像できますが、骨の化石がバラバラにならずに保存されていたのは、近くから流されてきたモノが、発見場所にて海底の泥に埋まっていたためと見られています。
参照 : 昭和51年3月7日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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