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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/03/09

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【今日は何の日?】3月9日=『ケーキ屋ケンちゃん』が放送スタート(1972年) / 雑学ネタ帳

いちごショートケーキ.jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

51年前の1972(昭和47)年。昭和を代表する児童向けドラマであるケンちゃんシリーズの第4作『ケーキ屋ケンちゃん』の放送がスタートしました。 
 
放送は毎週木曜夜7時30分からTBS系。提供はライオンで「ライオンこども劇場」としての放送です。通常のドラマならばオープニングで「配役」、または「キャスト」と表示される出演者紹介テロップが「演ずる人びと」となっていたのも、このシリーズの特徴ですね。

ケンちゃん役は宮脇康之さん。長いシリーズのほとんどが同じ俳優さんたちが演じていたように感じるでしょうが、案外とその組み合わせは一期一会であり、まったく同じ「演ずる人びと」ではなかったりします。

このケーキ屋~では、もっともなじみ深いお父さんお母さん役が牟田悌三さん岸久美子さんが初めて夫婦役に。ケンちゃんの妹・トコちゃん役でおなじみだった佐久間まゆみさんは、今回を最後に降板するので、多くの人が「ケンちゃん一家といえばこの人」と思い浮かべるであろう配役は、このケーキ屋~が唯一となっています。

その他にも同居するお母さんの妹役として岸ユキさん、ケーキ屋従業員のナミダくん(進士晴久さん)、ジャンボさん(福田悟さん)、カミナリ先生(工藤堅太郎さん)、サッカーのコーチ(石田信之さん)、おまわりさん(坂本新兵さん)など周辺人物たちも個性を発揮していました。

この日放送の第1話「ボクンちケーキ屋デース」は、店内に新たに喫茶エリアもオープンすることとなり、そのお手伝いをさせてもらえないケンちゃんとトコちゃんが、ナミダくんととともに「サービス券」を作って近所に配りまくるも、そこに「ケーキ無料」と書いてしまったがために騒動が起こるというお話でした。

ケーキ屋の舞台となる「カムラ洋菓子店」は、小田急線の豪徳寺駅前の豪徳寺商店街(東京都世田谷区)に実際に存在した同名店舗が使用されていました。豪徳寺の商店街や、まだ空地なども多かった当時の世田谷区内で遊ぶケンちゃんたちの姿が存分に映し出されています。

さて。このシリーズでケンちゃんたちが空地に遊びに行くと、かなりの頻度で空地にて昼間から柔道着だか空手着を着て、「ハターっ!」と叫びつつ、ケンちゃんたち子どもらの姿を見ると、これまた「ハターっ!」と物凄い形相で追いかけてくるという危険極まりない不審者が登場します。これを演じていたのが、のちに悪役商会で人気者となる丹古母鬼馬二さんでした。

現在ならば即刻、父兄に注意喚起メールが流れる案件でしょうが、当時はそういった危険人物や子どもたちを追いかけまわす野良犬など、なかなかにデンジャラスな出来事も多かったのも事実。昭和時代は決して平和でも安全でもありませんでした。

 参照 : 昭和47年3月9日付の読売新聞朝刊 

   文 / 高木圭介

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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