Produce by マイナビ介護職 マイナビ介護職

介護の未来ラボ -根を張って未来へ伸びる-

ニュース 今日は何の日?雑学 2023/03/13

#NHK#NHKテレビ文芸部#NHK連続テレビ小説#あしたの風#今日は何の日?#壷井栄#投書#放送事故#昭和38年#朝ドラ#毎日新聞#渡辺富美子

【今日は何の日?】3月13日=NHKの朝ドラが1回とばして放送されてしまう(1963年) / 雑学ネタ帳

03月13日(あしたの風).png

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

ちょうど60年前の1963(昭和38)年。午前8時15分から放送のNHK連続テレビ小説あしたの風』が、この日に放送予定だった291回ではなく、とんで292回が放送されてしまうという珍事がありました。とばされてしまった291回は結局、午後12時40分からの再放送でも放送されることはなく、そのまま幻に。翌日(14日)の放送前に謝罪と291回の簡単な内容説明があったそうです。

前年(61年)4月からスタートしたNHK連続テレビ小説(通称・朝ドラ)は、この『あしたの風』が第2作目。壷井栄さんの同名短編小説だけでなく、『』『右文覚え書』『母のない子と子のない母と』『ともしび』『雑居家族』『妻の座』『若い樹々』などの各短編作品をつなぎ合わせてドラマ化されたものです。瀬戸内の小豆島が舞台で主演は渡辺富美子さんでした。

朝ドラ第1作となる『娘と私』は20分ドラマでしたが、この『あしたの風』から1本15分という現在と同じフォーマットとなり、午前8時15分からの放送になったことでも知られています。そんな朝ドラの「1回とばし事件」はテレビ黎明期ならではの放送事故といえるでしょう。

毎日新聞に寄せられた苦情の投書に対して、NHKテレビ文芸部では「この番組は1日に2本ずつVTR収録しているが、出演者のスケジュールのため放送順序と逆に収録し、この連絡が不十分で、292回が先に放送されてしまった。ぬけた291回を翌日放送すると、かえって混乱するので、やむなく14日放送の際、内容をかいつまんで説明したわけです。こんな事故ははじめてで申しわけありません。今後、厳に注意します」と事情説明とお詫びの文面を寄せていました。
 
 参照 : 昭和38年3月18日付の毎日新聞夕刊
 

     文 / 高木圭介

【日本全国電話・メール・WEB相談OK】介護職の無料転職サポートに申し込む

最新コラムなどをいち早くお届け!
公式LINEを友だちに追加する

お役立ち情報を配信中!
X(旧Twitter)公式アカウントをフォローする

介護職向けニュースを日々配信中!
公式Facebookをチェックする

SNSシェア

高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

高木圭介の執筆・監修記事