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【今日は何の日?】3月16日=東京・大田区の路上で迷子のダチョウが保護される(1963年) / 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
ちょうど60年前の1963(昭和38)年。多摩川からもほど近い東京・大田区南六郷3丁目の裏通りにて、迷子となったダチョウの赤ちゃんが保護されるという出来事がありました。
この日の午後は雨。運送会社のトラックが道路を走行中、冷雨に濡れつつ路上をヨタヨタと歩いている体長1メートルほどの大きな鳥らしき生物を発見。ドライバーと助手の男性がトラックを降りて近づいてみると、その鳥は逃げもせず、おとなしいもの。ただちに「落とし物」として蒲田警察署へと届けられました。
思わぬ来訪者に驚いた蒲田署が上野動物園へと問い合わせてみると、その鳥はダチョウの赤ちゃんであることが判明。動物園からの助言により、蒲田署員たちはせっせと炭火を起こして温めたり、バナナ(※当時はまだ高級品)をサービスしたりしてダチョウの世話に励んだそうです。
夜になって、その正体は京浜鳥獣貿易株式会社(横浜市中区)がアフリカから買いつけ、羽田空港から運搬中、いつの間にか姿を消してしまい、大騒ぎとなっていたダチョウと判明。しばし蒲田署をお騒がせしたダチョウの赤ちゃんは、無事に貿易会社へと引き取られていったそうです。
参照 : 昭和38年3月17日付の毎日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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