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【今日は何の日?】3月30日=牛が首都高をストップさせてしまう(1970年) / 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
53年前の1970(昭和45)年。トラックの荷台から転落した牛1頭が、約1時間にわたって首都高速道路をストップ、渋滞させてしまう事故が起きました。
この日の午前7時30分ごろ。東京都中央区築地の首都高環状外回り道路のカーブにて、荷台に積まれていた牛がトラックが揺れたはずみで路上へと転落。その衝撃で前足2本を骨折してしまい、その場にしゃがみ込んでしまいました。
この牛はある畜産会社が北海道の牧場から当時、港区芝浦にあった食肉処理場へと運搬中の14頭のうち1頭でした。現代版の「ドナドナ」といった光景です。食用肉にされる直前とあって、牛は500キロを超える大きなカラダに成長しており、ケガをしたことでその場からピクリとも動きません。そのため首都高2車線のうち、1車線を完全に牛が占拠する形になってしまいました。
困り果てた道路公団では、ついにはレッカー車を出動させて、牛のカラダにロープをグルグルと巻きつけ、ようやく荷台へと載せなおすことに成功。この影響で都内各所で発生していた渋滞も、1時間後にようやく解消されたそうです。
食肉処理場を目前とした牛にとっては、最後の抵抗だったことでしょう。しかし不覚にも足を骨折してしまったため、逃げようにも逃げられなかったのかも知れませんね。
参照 : 昭和45年3月30日付の読売新聞夕刊
文 / 高木圭介
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