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【今日は何の日?】4月6日=NHK総合と教育のチャンネルが入れ替わる(1959年) / 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
64年前の1959(昭和34)年。首都圏にて53(昭和28)年の開局以来、3チャンネルで放送されていたNHKの総合テレビ放送が1チャンネルに、この年1月10日に開局以来、1チャンネルで放送されていたNHK教育テレビ(現・Eテレ)が3チャンネルでの放送に入れ替わりました。
これは3月13日に開かれた電波監理審議会にて、両放送の周波数指定変更が行われたうえで決定。その理由はNHK総合テレビのサービスを関東一円にまで拡大するためでした。
NHK総合の電波はそれまで、千代田送信所(現・千代田放送会館=千代田区紀尾井町)にあった178メートルの電波塔から送信されていましたが、より受信範囲を広げる目的で、前年(58年)暮れに開業したばかりの東京タワーからの送信へと変更。反対に開局以来、東京タワーから送信されていた教育テレビの電波を、千代田送信所から発信することになったのです。
簡単な告知のみで、この朝の放送より、何事もなかったように総合放送と教育テレビのチャンネルがチェンジ。教育テレビの1チャンネル時代はわずか3か月足らずで終わったのでした。
2003年にスタートした現在の地上波デジタル放送では、総合放送は変わらず1チャンネルのままでしたが、教育放送(のちにEテレ)は3から2へと2度目の変更。現在もEテレを「3チャンネル」と呼んでしまう20世紀仕様の中高年は多いようですが、さすがに3か月足らずで終わった「1チャンネル」と呼んでしまう人はいないでしょう。
参照 : 昭和34年3月13日付の朝日新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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