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【今日は何の日?】4月9日=京王線・千歳烏山駅の上りホームが見るも無残に破壊(1968年) / 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
55年前の1968(昭和43)年。京王線の千歳烏山駅(東京都世田谷区)そばの踏切で電車とタクシーが接触事故を起こし、電車に引きずられたタクシーがホームを見るも無残に破壊してしまう大事故が起きました。
この日の夜8時35分頃。京王八王子発新宿行の上り特急電車が、千歳烏山駅の西側にある烏山一号踏切上で立ち往生していたタクシーと接触。電車の運転士は約200メートル手前でタクシーを発見し、急ブレーキをかけたものの、時速90キロ以上のスピードで走行していたため、とても間に合わず大音響とともに衝突してしました。
それだけでなく電車はグシャグシャとなったタクシーを引きずりつつ180メートルほど走行。電車に張りついた巨大アームと化したタクシーは、ホーム西側(京王八王子寄り)の木造部分を支えている丸太(直径20センチ)にぶつかり、これら13本を全て叩き折ってしまい、木造ホームは28メートルにわたってペチャンコに大破してしまったのです。
その時間、ホームには20~30人のお客さんがいましたが、千歳烏山駅の改札は新宿駅寄りにあるため、不幸中の幸いで木造部分には誰もいませんでした。特急電車の中にいた約300人にもケガはなく、タクシーの運転手も早々に脱出していたため、これだけ大規模な事故にも関わらずケガ人はゼロで済んだのでした。
しかし、京王線は桜上水~つつじヶ丘間で上下線とも不通となり、約3万人の足に影響が出ました。電車の復旧は夜10時20分だったそうです。
仮に事故発生が、木造ホームにも多くの人が並んでいるラッシュ時であったならば、死者やケガ人が続出する大惨事になっていたことが予想されます。
参照 : 昭和43年4月10日付の朝日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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